2016年07月7日
人が生きていきために必要不可欠な栄養素
ビタミンB1
ビタミンB1は疲労回復や、ストレス緩和だけでなく、
最近ではアルツハイマーの予防や改善効果も期待されているのをご存知でした?
そこで今回は、ビタミンB1に関することをお伝えさせていただこうと思います
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに
使われるビタミンです。
米、パン、麺などの炭水化物で糖質をいくらとっても、
ビタミンB1がなければ、
エネルギーにならないんです
ビタミンB1を摂った時の健康効果とは?
疲労回復
疲れの原因といわれる「乳酸」を分解してくれるので、
「最近疲れやすいなぁ…」
「やりたいことはイッパイあるのに、なんかおっくうやなぁ…」
と感じる人は、
ビタミンB1を多く含む食品を摂ると元気になれますよ
集中力・記憶力アップ
ビタミンB1は、手足の末梢神経や中枢神経の働きを整える作用があるので
脳や神経にとっても、必要不可欠な栄養素です。
脳の働きを助けるので、記憶力や集中力が高まったり
ストレス緩和などにも効果的なんです
アルツハイマーを予防!?
ビタミンB1は脳の働きにも影響を及ぼします。
最近では、ビタミンB1がアルツハイマーの予防・改善に
効果があるといわれています。
ビタミンB1が不足すると
脚気の症状が出ることも
脚気の症状は、
動悸、息切れ、疲労感、むくみ、食欲不振、手足がしびれるなどで、
気づかずにいる方も少なくないようです。
ビタミンB1を多く含む食べ物
豚肉(特にヒレ、モモ)
大豆
昆布
きなこ
うなぎ
たらこ
やきのり
など
※大豆 「畑の肉」
ビタミンB1以外にも、ビタミンE、良質なたんぱく質や脂質を豊富に含みます。
大豆には女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするイソフラボンが
含まれており、ホルモンバランスを整えたり、
更年期障害を改善する効果が期待されています。
ちなみに、ビタミンB1はアルコールも分解してくれるので、
飲み会の時などお酒を飲む時は、
上記の食品と一緒に食べると、二日酔いを防ぐ効果もありますよ
ビタミンB1を含む食品を効率よく摂るためのポイント
クエン酸を一緒にとって、疲労回復効果が倍増!
クエン酸には、ビタミンB1と同様に疲労の原因となる乳酸を分解する作用があります。
クエン酸は、梅干しやお酢に含まれていて、
たとえば、梅干しの果肉を豚肉で巻いたり、
サラダにレモンなどのかんきつ系のドレッシングをかけたりするといいですよ。
意外と簡単
白米よりも玄米を食べよう
ビタミンB1は米ぬかに多く含まれていて、
精製されるにつれて、ビタミンB1の含有量は減っていきます。
精製の際に、ほとんどの栄養が含まれている「胚芽」が削られてしまいます。
「白米」は精製後の状態なので、
胚芽がなく、ビタミンB1があまり含まれていません
100gのビタミンB1は玄米0.39mg、白米0.09mgと、
玄米の方が約4倍も多く含まれています。
主食を玄米や胚芽米に変えるだけでも、ビタミンB1不足は解消されますよ。
パンを食べるときも、精製された白いパンより全粒粉のものがGOODです
インスタント食品、レトルト食品、清涼飲料水を控える
インスタント、レトルト食品や清涼飲料水はたくさんの糖質が含まれているので、
それをエネルギーに変える肝心のビタミンB1はほぼ含まれていないです。
なので、これらの糖質のエネルギー変換が追いつかず、
ビタミンB1不足になってしまします
ビタミンB1を効率的にとるためには、これらを控えることも大事
ビタミンB1の食品は蒸し料理で
ビタミンB1の食品を調理する場合、
蒸すのがもっとも栄養価の損失が少ないんです
にんにくと一緒に食べる
にんにくやネギ、ニラと一緒に摂ると効果的
吸収率がアップします
ビタミンB1がきちんと摂取できていれば、
疲れにくく、ストレスも感じにくくなるようです。
ビタミンB1が不足すると、不調が続くばかりでなく、
精神疾患に進んでしまう可能性も少なくありません。
最近は、インスタント食品の摂取量が増えているので、
ビタミンB1不足が心配されています。
毎日の食事にビタミンB1を摂り入れることを心がけましょうね
では次回をお楽しみに~”
トータルケアmimi
花渕妙子